チタンティップアジングロッド4号
チタンティップ4号詳細。
使用ブランクはマグナムクラフトAJX5919An。
全長5.7ft(171cm)仕舞寸法156cm
ショートグリップ仕様なので一般的な6ftクラスと同等のブランク有効長になっています。
大場所や足場の高い防波堤で3g前後のスプリットショットの使用に特化させたロッドです。
今回は意図的にティップ下がりのバランスになるよう製作しました。
こちらも近いうちにオークション出品予定。
只今オークション出品中。
オークションページはこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c662463783
外観
ヨツアミのD-PET等のピンク色のラインにマッチするスレッドカラー。
グリップは3号より少し長いです。
基本シングルハンドキャスト推奨のショートグリップですが、飛距離が欲しい時にはダブルハンドでも投げられるギリギリの長さに調整してます。この辺りの使い心地はかなり時間をかけてテストしました。
リールシート
クロスカーボンリールシート。
今回はフルスクラッチではなくfujiフードを利用したもの。(過去記事参照)
作り貯めしていた分です。手抜きじゃないよ!
ジョイント部
クロスカーボンフェルール仕様(過去記事参照)
キッチリと目が揃っててふつくしい。もう手慣れたもんじゃ。
アーバー、ワインディングチェック
フェルールバットジョイント仕様。
内部構造。
3号と同じく極薄金属アーバーです。
リアの凸型アーバーは超々ジュラルミン製。フロントはチタン製。
凸型極薄アルミアーバーの重量は0.35g。
2.5mm厚のスーパーハイブリッドアーバーが0.4g。
金属アーバーですが重量的なハンデはありません。
他の方のブログを見ていると金属アーバーの感度は実はイマイチというような意見を散見しますが、大抵の場合厚く作りすぎているように思います。
限界まで薄く作った金属アーバーの感度はカーボンアーバーとは比べ物になりません。
チタン部はどうしても重くなりますがそれでも重量は0.89g。
ワインディングチェックとアーバーを兼ねているので実質的には軽量化となります。
アーバー+チェックの重量は普通大体これくらい。
ワインディングチェックはクロスカーボンパイプをカットしたものを使用。(手抜きとも言う)
バットエンド
超大径開放エンドです。
チタン製のフランジ形状のリングとゴムクッション仕様。
ラバー素材は重いし感度は減衰するしであまり好んで使いたい素材ではありませんがロッドの転倒防止には必須です。
極力小さく、薄く、細く作りました。
ラバーは回転工具で掴むと歪んだり遠心力で広がったりと切削条件がとにかくシビア。
実は一番やりたくない作業かも。
仕舞
大径の開放エンドと貫通フェルール仕様なので、グリップを逆さに継いで仕舞寸法を短くできます。
車載時には結構便利。
芯出しが完璧なのでバットエンドの中心を貫いてます。
我ながら惚れ惚れする精度です。(自画自賛)
ガイド、スレッド
カーボンロービングスレッド仕様(過去記事参照)
T-ATSG20、8 T-LSG5、4 T-KTSG3×5個 計9個所
今回はスプリット用ということでPEラインの使用も考慮してオールSICセッティングです。
20サイズのバットガイド。すごく・・・大きいです・・・。
大径ガイドは飛距離とフリーフォールの糸抜けを良くする狙いがありますが、一番の理由はわざとティップ下がりのバランスにする為の重量稼ぎです。
チタンティップは長さ150mm、元径1.4mm、先径0.58mm。
流水で冷やしながら湿式研磨したオリジナルテーパーです。
リグウエイトに負けない適度な張りを持たせながらもしなやかに曲がる繊細さが出せたと思います。
自重
自重39.14g
金属アーバー、ロングレングス、グリップジョイント、大径ガイド等の仕様を考えたら破格の軽さかと。
バランス
センターバランスはジョイントの少し手前辺り。
悪くありませんが特別良くもありません。
でもこれでいいんです!
今回重要なのはこっち。
リールフットギリギリを持った時のダウンティップバランス。
脱力してやじろべえのようにロッドを持った時ここまでしっかりティップが落ちてくれると、足場の高い場所や強風時の釣りがかなり楽になります。
今お持ちのタックルで試してみて欲しいのですが、ロッドティップを持ち上げる動作よりも抑え込むように下げる動作の方が身体的ストレスを強く感じると思います。
海の釣りなんて風が吹いているのが当たり前で、ラインメンディングしたり風を躱したりでティップを下げて釣りしてる場面の方が圧倒的に多いと思うんですよ。実際。
ベタ凪で呑気にティップ突っ立てて釣りが出来る状況なんて滅多にないのにどのメーカーも後方重心に拘りすぎじゃないですか?
絶対的な自重の軽ささえあれば重心自体はある程度前にあったほうが釣りはしやすいというのが私の考えです。
もちろん重心をリールに近づけるというのはロッド作りの基本であり命題です。
否定したいのではなく選択肢として中にはこういうロッドがあってもいいのになぁっていう提案でした。
使用感
今回のロッドのコンセプトは明確です。
「強風の中、足場の高い堤防で3g前後のリグで飛距離を出す」
そのために必要な要素がロングレングス&細身で強いブランク&でかいガイド。
細く張りがあるAJX5919ブランクと元径1.4mmの急テーパーのチタンティップで狙った通りのベンディングが出せました。
有効長を長く取り、大きなバットガイドを付けたおかげでティップが自然に落ちてくれるので強風時の釣りが非常にしやすいです。
細身のブランクなのでよく風を切ってくれてロッドが風に煽られづらい。
ティップが下がるといっても自重そのものは40gを切る軽さなのでロッドを立てた際の持ち重り感も特に気にはなりません。
大径バットガイドは糸抜けが良く、太めのラインを使っても気持ちよくキャストできます。
感度は必要にして十分といった感じ。
といっても、バカみたいに高感度な3号と同時にテストしていたので見劣りしただけで一般的なアジングロッドと比較したら圧倒的です。
遠投した先やディープでの小さな当たりも明確に伝えてくれます。
推奨ルアーウエイトはスプリットやキャロでリグ合計2〜4g程度、ジグ単なら1.5g前後。
ラインはエステル0.4号、PE0.2号推奨。
ジグ単じゃちょっと届かない沖目の変化やマンメイドを撃ちたいけどキャロロッド出すほどじゃない、っていうときに活躍する一本です。
スペック
ブランク:マグナムクラフト AJX5919An
レングス:5.7ft(171cm)グリップジョイント(仕舞寸法156cm)
チタンティップ:150mm出し、元径1.4mm、先径0.58mm
自重:39.14g
ガイドセッティング:T-ATSG20、8 T-LSG5、4 T-KTSG3×5個 計9個所
使用ブランクはマグナムクラフトAJX5919An。
全長5.7ft(171cm)仕舞寸法156cm
ショートグリップ仕様なので一般的な6ftクラスと同等のブランク有効長になっています。
大場所や足場の高い防波堤で3g前後のスプリットショットの使用に特化させたロッドです。
今回は意図的にティップ下がりのバランスになるよう製作しました。
只今オークション出品中。
オークションページはこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c662463783
外観
ヨツアミのD-PET等のピンク色のラインにマッチするスレッドカラー。
グリップは3号より少し長いです。
基本シングルハンドキャスト推奨のショートグリップですが、飛距離が欲しい時にはダブルハンドでも投げられるギリギリの長さに調整してます。この辺りの使い心地はかなり時間をかけてテストしました。
リールシート
クロスカーボンリールシート。
今回はフルスクラッチではなくfujiフードを利用したもの。(過去記事参照)
作り貯めしていた分です。手抜きじゃないよ!
ジョイント部
クロスカーボンフェルール仕様(過去記事参照)
キッチリと目が揃っててふつくしい。もう手慣れたもんじゃ。
アーバー、ワインディングチェック
フェルールバットジョイント仕様。
内部構造。
3号と同じく極薄金属アーバーです。
リアの凸型アーバーは超々ジュラルミン製。フロントはチタン製。
凸型極薄アルミアーバーの重量は0.35g。
2.5mm厚のスーパーハイブリッドアーバーが0.4g。
金属アーバーですが重量的なハンデはありません。
他の方のブログを見ていると金属アーバーの感度は実はイマイチというような意見を散見しますが、大抵の場合厚く作りすぎているように思います。
限界まで薄く作った金属アーバーの感度はカーボンアーバーとは比べ物になりません。
チタン部はどうしても重くなりますがそれでも重量は0.89g。
ワインディングチェックとアーバーを兼ねているので実質的には軽量化となります。
アーバー+チェックの重量は普通大体これくらい。
ワインディングチェックはクロスカーボンパイプをカットしたものを使用。(手抜きとも言う)
バットエンド
超大径開放エンドです。
チタン製のフランジ形状のリングとゴムクッション仕様。
ラバー素材は重いし感度は減衰するしであまり好んで使いたい素材ではありませんがロッドの転倒防止には必須です。
極力小さく、薄く、細く作りました。
ラバーは回転工具で掴むと歪んだり遠心力で広がったりと切削条件がとにかくシビア。
実は一番やりたくない作業かも。
仕舞
大径の開放エンドと貫通フェルール仕様なので、グリップを逆さに継いで仕舞寸法を短くできます。
車載時には結構便利。
芯出しが完璧なのでバットエンドの中心を貫いてます。
我ながら惚れ惚れする精度です。(自画自賛)
ガイド、スレッド
カーボンロービングスレッド仕様(過去記事参照)
T-ATSG20、8 T-LSG5、4 T-KTSG3×5個 計9個所
今回はスプリット用ということでPEラインの使用も考慮してオールSICセッティングです。
20サイズのバットガイド。すごく・・・大きいです・・・。
大径ガイドは飛距離とフリーフォールの糸抜けを良くする狙いがありますが、一番の理由はわざとティップ下がりのバランスにする為の重量稼ぎです。
チタンティップは長さ150mm、元径1.4mm、先径0.58mm。
流水で冷やしながら湿式研磨したオリジナルテーパーです。
リグウエイトに負けない適度な張りを持たせながらもしなやかに曲がる繊細さが出せたと思います。
自重
自重39.14g
金属アーバー、ロングレングス、グリップジョイント、大径ガイド等の仕様を考えたら破格の軽さかと。
バランス
センターバランスはジョイントの少し手前辺り。
悪くありませんが特別良くもありません。
でもこれでいいんです!
今回重要なのはこっち。
リールフットギリギリを持った時のダウンティップバランス。
脱力してやじろべえのようにロッドを持った時ここまでしっかりティップが落ちてくれると、足場の高い場所や強風時の釣りがかなり楽になります。
今お持ちのタックルで試してみて欲しいのですが、ロッドティップを持ち上げる動作よりも抑え込むように下げる動作の方が身体的ストレスを強く感じると思います。
海の釣りなんて風が吹いているのが当たり前で、ラインメンディングしたり風を躱したりでティップを下げて釣りしてる場面の方が圧倒的に多いと思うんですよ。実際。
ベタ凪で呑気にティップ突っ立てて釣りが出来る状況なんて滅多にないのにどのメーカーも後方重心に拘りすぎじゃないですか?
絶対的な自重の軽ささえあれば重心自体はある程度前にあったほうが釣りはしやすいというのが私の考えです。
もちろん重心をリールに近づけるというのはロッド作りの基本であり命題です。
否定したいのではなく選択肢として中にはこういうロッドがあってもいいのになぁっていう提案でした。
使用感
今回のロッドのコンセプトは明確です。
「強風の中、足場の高い堤防で3g前後のリグで飛距離を出す」
そのために必要な要素がロングレングス&細身で強いブランク&でかいガイド。
細く張りがあるAJX5919ブランクと元径1.4mmの急テーパーのチタンティップで狙った通りのベンディングが出せました。
有効長を長く取り、大きなバットガイドを付けたおかげでティップが自然に落ちてくれるので強風時の釣りが非常にしやすいです。
細身のブランクなのでよく風を切ってくれてロッドが風に煽られづらい。
ティップが下がるといっても自重そのものは40gを切る軽さなのでロッドを立てた際の持ち重り感も特に気にはなりません。
大径バットガイドは糸抜けが良く、太めのラインを使っても気持ちよくキャストできます。
感度は必要にして十分といった感じ。
といっても、バカみたいに高感度な3号と同時にテストしていたので見劣りしただけで一般的なアジングロッドと比較したら圧倒的です。
遠投した先やディープでの小さな当たりも明確に伝えてくれます。
推奨ルアーウエイトはスプリットやキャロでリグ合計2〜4g程度、ジグ単なら1.5g前後。
ラインはエステル0.4号、PE0.2号推奨。
ジグ単じゃちょっと届かない沖目の変化やマンメイドを撃ちたいけどキャロロッド出すほどじゃない、っていうときに活躍する一本です。
スペック
ブランク:マグナムクラフト AJX5919An
レングス:5.7ft(171cm)グリップジョイント(仕舞寸法156cm)
チタンティップ:150mm出し、元径1.4mm、先径0.58mm
自重:39.14g
ガイドセッティング:T-ATSG20、8 T-LSG5、4 T-KTSG3×5個 計9個所
この記事へのコメント
まさかの落札額に驚愕。
在庫処理キャンペーンでAT20使ったと思っていたのに(笑)
世間のニーズって分からないもんですね。
在庫処理キャンペーンでAT20使ったと思っていたのに(笑)
世間のニーズって分からないもんですね。
tobbiny&co.さん
わしもビックリしました(◎_◎;)
在庫処理とは心外ですな!
アジングロッド用に20サイズなんて普通在庫してませんって笑
12サイズのJリングSIC在庫は大量にありますが…
わしもビックリしました(◎_◎;)
在庫処理とは心外ですな!
アジングロッド用に20サイズなんて普通在庫してませんって笑
12サイズのJリングSIC在庫は大量にありますが…