ボロンロッドのアレコレ

弐號

2018年02月06日 05:29

なんかティクトの10周年記念でボロンのロッドが出るらしい。マジかよ。
しかもフルレングスってのが実にそそる。これは買ってまうかもしれん。
レスターファイン大好きっ子の私はフルレングスボロンという言葉には滅法弱い。特にミノージャックは名竿で長らく愛用してました。

フルレングスボロンの魅力はロッドをぎゅんぎゅんに曲げ込むとボロンがきいた地点から急にカチッと止まる感覚を得られる独特の釣り味にあります。
これは低中弾性カーボンとコンポジットされているからこそ感じる感覚なので、おそらく高弾性カーボンを使用するであろうティクトがどんなテイストに仕上げてくるかとても興味がありますね。
現代のライトゲームシーンにボロン素材をどのように落とし込んでくるのか非常に楽しみだ。

軽くするためにほんのちょっとしか入れないとか無しだからな!
フルレングスボロンと名乗るからにはいい加減なことはしないでくれよ~。


何かボロンネタないかなと思って部屋あさったら昔折ったシーランSRS-86FT-RSの残骸があったので分解してみた。


グリップ分解。

アーバーはなんだろこれ?謎の発砲素材。多分発泡ウレタンかポリエチレン。
スタイロフォームみたいなポスポスした感触。軽いけど脆い。

写真撮り忘れたけどストレートグリップ内部には接着剤が使われておらず、螺旋状に巻いた両面テープで固定されていた。

多分ブランクに両面テープ巻いてから中性洗剤かなんかで潤滑して内径をピッタリ合わせたEVAを一気に圧入しているんだと思われる。
すごい技術なのか手抜きなのか判断に迷うところである。

シーランはシグネイチャーは西村氏なのにガイドの手曲げセッティングとか手書きネームとかの仕上げは完全に安達氏仕様なんでよくわからん。

ブランク断面。
赤で囲った三か所がキラリと光っていてボロンが入っているのがわかる。
ウエダのボロン含有はたったこれだけ。しかもバット部分だけなのであくまでアシストなのです。

フェニックスのIM6ボロン(ティファ物)も出てきたので比較のために切ってみた。
ギッチリ入ってます。これぞボロンロッド!ルーターで切断するとき火花が散ったぜ。(マジ)

クッソ重いので流石にここまでやれとは言わないけどティクトがどこまでやってくれるのか期待したい。

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